地平線と蜃気楼 |
この旅は、1995年9月に私と私の友人3名で、モンゴルのゴビ砂漠にある恐竜化石で有名なバヤンザクの炎の崖を訪れるものだった。私はその前の年(1994年)のちょうど9月に、私のモンゴルの友人トゥメンバイヤー氏と3週間にわたるゴビの旅をして、ゴビの自然やそこに住む人たちに魅せられてしまった。そして、今年は休暇をとって日本の友人も連れて、またゴビに行って恐竜化石を探す企みを実行したのだった。 恐竜化石を発見しても、私たちが個人的に勝手に掘り出して持ってくることはできない。しかし、恐竜化石を発見することや化石がどのように地層に埋まっているかという調査は、私自身の研究資料のひとつとして重要であり、恐竜発掘調査が将来できる条件をきちんと確立しておくためにも、今回の南ゴビへの旅は私にとって必要だった。 前年行った私のゴビの旅では、とくに、南ゴビではトゥメンバイヤーの友人の家族にいろいろとお世話になった。今度の旅では、その人たちに再会することも私の目的のひとつだった。 |
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登録年月日:2001年07月16日
最終更新日:2001/07/16
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