ロサンゼルス |
サンディエゴからロサンゼルスへは、サボテンがはえる砂漠の中を走るハイウエー5号線で、3時間ほどの距離にある。私は疲れが出たのか、バスに乗るとすぐに寝てしまい、ほとんど車窓の景色の記憶がない。 ロサンゼルス近くになると目もさめ、ディズニーランドの高い山並み?や、広大な駐車場スペースのあるスーパーマーケットや映画館などがある町並みを見た。 日本でも郊外型のスーパーや中古車センターはあるが、その10倍以上の規模があるのに驚いた。この町はニューヨークやシカゴの大都会とはまったく違う、車社会がつくった大都会で、それは私の想像以上のものだった。 ホテルはリトル東京にあるホテルニューオオタニで、その夜はミヤコホテルの日本レストランで食事をした。久しぶりの日本食と日本的な雰囲気に、とてもリラックスした。リトル東京の東側や南側のダウンタウンは、ロスでも治安が悪いところとされていて、うろつかないでホテルに引き返した。ホテルの道を隔てたところには映画でよく見るロス市警とロサンゼルス市庁があった。 ロサンゼルスでは路上でタクシーがつかまらないことは聞いていたが、車の通りの激しい大きな道に出ても、ほとんどタクシーを見かけない。電話をかけてタクシーを呼ぶにも近くに公衆電話もない。困っていたら、たまたま近くのガソリンスタンドにタクシーが入るのを見て、走って行ってそれをつかまえてページ博物館に行くことができた。 ページ博物館を見て、5時までまだ少し時間があったので、その隣りの郡立美術館を見学した。ここではMade in California という特別展をやっていた。足が棒になるほど美術館の中を歩いて、暗くなりかけたころに帰ることにした。タクシーを待ってもまったく通らず、周りは暗くなり、車もライトをつけだした。近くにバス停があるのに気づき、そこで待っていると、バスを待つ人もきた。 少し安心して、その人にホテルまでのバスでの帰り方を聞くと、「ダウンタウンまではこのバスで行けるが、そこは危険なとこなので乗り換えには注意しろ」と言う。どうしようかと、2人で顔を見合わせていたところにタクシーが通りかかったので、行きすぎるタクシーに必死に声をかけて止めて、無事にホテルに帰ることができた。 ロサンゼルスでは、そこに住んでいる人はほとんどが車を使うために、流しのタクシーはいないらしい。都市では渋滞など車社会の限界もあり、最近では地下鉄もできて便利に利用できる区間もあるというが、私たちの行ったところには地下鉄は走っていなかった。 |
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登録日:01/03/31