ロサンゼルス郡立自然史博物館 |
ロサンゼルス郡立自然史博物館は、南カリフォルニア大学のキャンパスの南、ロサンゼルスオリンピックの行われたエクスポジションパークの中にある。博物館の正面には、ティラノサウルスとトリケラトプスの戦っている造形モデルがある。 ティラノサウルスとトリケラトプスの骨格レプリカは館内の中央ホールにあった。そのホールの両側にアフリカの哺乳類、アメリカの歴史、宝石と鉱物、恐竜、北アメリカの哺乳類、先コロンビア文化の展示室があり、新館にアメリカ原住民文化とディスカバリーセンター(と昆虫園)があった。 2階には、北アメリカの哺乳類、鳥類、海洋生物の展示室があり、地下にはカリフォルニアの歴史や図書館、カフェテリアがあり、ミュジアムショップは入口にあった。駐車場には恐竜や魚が描かれた移動博物館に使用する2台のバスと1台の四輪駆動車が止まっていた。 哺乳類の展示については、アメリカ自然史博物館同様のジオラマ展示中心だが、手前側に解説や触れる展示が追加されていた。とくに、動物の骨格の違いを示した展示では造形に色分けされたり、触れることができたり工夫が見られた。鳥類と海洋生物は比較的新しい展示で、理解を助ける展示の工夫も見られた。恐竜関係の展示では、オリジナルのコレクションは少なく、他の博物館のレプリカや購入標本が多く、一見雑然と置かれているような印象を受けた。 これまでいくつかの博物館を見てきたためか、全体の印象として、ロサンゼルス郡立自然史博物館からは、鳥類と海洋生物、民俗学の展示をのぞいてオリジナルなコレクションや展示をあまり多く見ることができなかった。また、新生代の化石の展示室がクローズしていて、ロサンゼルス郡立自然史博物館のシンボルマークにもなっているタールピッチのサーベルキャットの展示を見ることができなかった。 |
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登録日:01/03/31