サンディエゴ |
シカゴから飛行機で4時間余り、アメリカ大陸中央部とロッキー山脈を飛び越えて、西海岸のメキシコ国境に近い町、サンディエゴに着いたのは、1月18日だった。シカゴとの時差は2時間だったが、ホテルに着いた頃には夜になっていた。 サンディエゴは、世界最大のサンディエゴ動物園やシーワールドなどがあり、すぐ南にはメキシコとの国境がある。私たちのホテルは町中から離れたリゾートホテルゾーンにあるホテルだった。参加者の多くが、メキシコ料理を食べに、または町の見学にとタクシーで町まで出かけたが、私はホテルでゆっくりしていた。 厳冬のシカゴから暖かなサンディエゴに来たはずだったが、朝晩は少し冷えて期待していたほどの暖かさを感じなかった。むしろ、暖房のしっかりしていたシカゴやニューヨークの方が快適だった。リゾートホテルには中央にプールがあったが、昼間は外出していたので、朝晩に泳ぐ気にはなれなかった。しかし、温水の小さな屋外プールがあり、朝風呂のつもりで少し入浴した。それで冷えたのか、西海岸が乾燥していたせいか、その後鼻風邪をひくことになる。 20日にオプションでメキシコの町ティファナ観光に行ってきた人たちがいた。話を聞くと、国境を越えたメキシコは、アメリカとは天と地の違いがあり、大変な経験をしてきたという。国境を越えてメキシコに入ると、それまで乗ってきたバスはそこにおいて、メキシコのバスに乗り換えたが、そのバスは銃弾でガラスが割れていたり、デコボコの車体でとても危険を感じたという。 ティファナの町に入ってバスから降ろされると、商品を売りつける子供や店の人から逃れるのが大変で、落ち着く場所もなかったという。また、店は埃っぽく、店並みをひとつ入ると貧民窟のようなテント暮らしの人たちの生活を目にし、国境ではアメリカへ入国するためのビサをとる長い行列があったという。国境という線の南と北でまったく違う世界があることを体で実感できたと話していた。 |
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登録日:01/03/31