博物館にいこう

 博物館は楽しくて、いろいろとためになるところです。だけど、博物館はただの見世物小屋とはちがいます。そこでは、展示している「もの」自体の研究やそれらの資料を使った研究や活動をしています。

 日本の博物館の多くは、「もの」を研究して教育に供する「機関」ではなく、単にものめずらしく「もの」や「事がら」を見せる「施設」となっていますし、ほとんどの人は博物館はそのような場所と思っています。

 私は、博物館は本来「市民に開かれた研究機関」と考えています。その意味で博物館は、博物館の仕事をみなさんに理解していただくために、博物館の展示を見せるだけでなく、博物館の活動やスタッフの仕事を見せていかなくてはならないと考えています。


 博物館と学芸員のおしごと
   2023年1月26日 東海教育研究所発行,A5変形判,246ページ,定価2,800円+税

災害遺構の保存

 復旧にかかわる調査・研究事業の成果発表会ポスター(大石雅之)
    2012/10/11掲載

博物館資料論

東海大学海洋学部で2009年と2010年に行った「博物館資料論」という授業のテキストです。写真や図はついていませんが、とりあえず一部を公開します。これは、おもに自然史関係の博物館資料論の内容になります。この「博物館資料論」では、博物館の核をなす博物館資料とは何か、また博物館の資料の収集・収蔵・登録・展示・保存など博物館資料の取扱いに関する考え方とその技術の概要を述べています。

 博物館にホームページを 博物館にホームページを

多くの博物館にホームページを開設していただき、博物館の展示や、収蔵資料、仕事の内容をより多くの人に知ってもらえればと思っています。そのためにはどうしたらよいか、みんなで考えてみようというホームページを別のサイトにつくりました。現在はメーリングリストを残して閉鎖しました。

 私の働いていた博物館(東海大学自然史博物館)

「恐竜のはくぶつかん」です。そのほかに、魚や海のことがわかる「海のはくぶつかん」東海大学海洋科学博物館があります。2023年3月31日で一般公開を停止するとの発表がありました。東海大学海洋学部博物館のうちとくに海洋科学博物館は、1970年の開館以来、日本の水族館の飼育や展示、教育活動の発展をリードしてきました。また、この博物館で学んだ海洋学部の学生が全国の水族館や博物館に就職して、日本の博物館全体の発展にも大きく寄与しています。東海大学海洋学部博物館は、そのような研究・教育の大きな実績をもつ博物館であるからこそ、今後とも、博物館の公開の形はこれまでと違っても、地域の発展や日本の博物館の発展に寄与する活動が続けられることを期待します。

 日本の博物館データファイル

日本には6000もの博物館があるそうですが、約3500の博物館の住所録を1997年に博物館にホームページをの活動で、つくりました。データはすでに古くなってしまいましたが、ダウンロードできますので、したい方はこちらへ

 博物館リンク集のリンク集

どこにどんな博物館があるか、博物館のリンク集を集めてみました。リンクをたぐって日本と世界の博物館をめぐってください。

 博物館をつくろう

博物館をつくる仕事はとても大変ですが、とても楽しい仕事です。博物館は建物や展示ができたからといって、それで完成したものではなく、中ではたらく学芸員の仕事はむしろそこから始まるようなものです。
 日本の箱根火山シンポジウム
2003年3月31日をもって、箱根町立大涌谷自然科学館が閉館しました。箱根火山の最近の火山研究や防災に関する成果や、箱根町立大涌谷自然科学館がこれまで果たしてきた役割をどう継承するかという問題も含めた火山教育・研究のあり方、火山との共生を目指したまちづくりなどをテーマに、2002年12月14日-15日で下記のように「火山の国日本の箱根シンポジウム」の開催しました。

 学芸員残酷物語
博物館の専門的な仕事をする人を「学芸員」といいます。博物館の展示や活動はそこで働く学芸員の活動で決まります。日本の場合その仕事の内容や職業的な地位がきちんと決まっていないばかりか、それぞれの博物館でちがっています。そのため、学芸員は専門的な仕事よりも雑務に追われ、自らを「雑芸員」と呼びがんばっています。《準備中》


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最終更新日:2023/1/15

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