駿河湾団研 エピソード集 その1 |
最終更新日:2002/09/22
駿河湾団研の機関紙『海の子の詩』名物、エピソ−ド集を53回団研(1988年)まで掲載します。 みんなでひとつの釜の飯をたべ、寝袋で寝ながら、ひとつの目的をなしとげていく生活のなかに本当の団研の魅力があるのかもしれません。『海の子の詩』のエピソード集はそんな団研での生活を浮き彫りにしてくれます。 なお編集の都合上、エピソ−ド集のうち一部を、選択したり文章を変更いたしました。 第1回(1974年4月) 今団研に参加した全員が、毎日の早起きにもめげずがんばったのは、地学に対する執念以外の何ものでもないことであった? とはいえ、このファイトをふるいたたせ、維持させた次の3つの要素を忘れることはできないだに−。 その1.サンプル入りの料理。 (ヨセギ、セリ、ツクシ、ノビル) その2.入山の皆さんからの差入。 (ミカン、モチ、スシ) その3.差入てくれた人 (入山青年団、美人の衆) 例えば、某君の1日を見てみると、昼は露頭の前で(露頭もたたかず?)ツクシを無心に採集し、夜、差入があれば、仕事もほっぽり出して顔をつっこみ、それから感動のあまり(ものと人の両方に)時がたつのも忘れ、ひとりで差入の餅を夜明け近くまで食べつづけたということである。 とはいえ、某君だけがそうであったわけではない。 真実は、これら3点に対して全員が群がるように集まってきた事実があり、このことは全員がこれらに異常なほどの興味を示したことである。 若いこと、若いこと! ガンバルわけだよ。『セリなんか食べると鼻血が出る』(地元女性談)らしいので、以後適度にどうぞ。 では次回の『若草団研』でお会いいたしましょう。 第5回(1975年8月) 駿河湾団研−その人間研究− 大川氏 朝の号砲一発。皆発憤して、一日の始まりを告げる。 高橋氏 榛名山の山奥の住人。少し長い舌は女性を狂わせる? 小林氏 狐の皮をかぶった古狸。ほんとうは上戸。 府川氏 調子のよさでは静岡支部一。顔ににあわず、女性の前では赤面。 満島氏 姿も性格もめちゃくちゃ。支部の恥。 小金丸氏 ル−トマップをきる速さにかけては団研一。内容はいかん? 小山氏 事務局のくせに途中から参加など不謹慎。くま焼酎でひとり狂う。 中村氏 ずばり、おっとせい。 島内氏 飯塚さんの生き写し。小々分裂ぎみ。 上原氏 沖縄の生んだ恥の生きさらし。優しすぎて失敗。 柴(誠)氏 かかしみたいな人。 金沢氏 いつもいじめられてばかり、チビ太。又の名をとび職。 安間氏 沢登りで体力のおとろえを実感。 立州氏 恥のエキス。 ゆかり嬢 異常性欲、興味過多児。 第8回(1976年8月) ・青年団の盆踊りにはりきって参加した団研員。最後まで曲に乗りきれず、回りの失笑を買う。終わってからの団研員の『大学生にできる踊りにしてほしい。』特に金沢君、後ろの女の子が笑いをこらえるのに必死。 ・親睦会、実方の歌う『ヘライデ』を聞いて、ただひとり大笑いした安間さん。 ・安間さん、ハッスル一番『どぜうすくい』へっぴり腰、まじめな顔。 ・上野さんて本当に先生? だれだって疑いますよね。 ・蜂にさされし者多し。中村、満島、上野、ヒコ、秋声。 ・滝多き沢、落ちたる者多し。野中、打木まず水泳。シャワ−を浴びたヒコちゃん、着 替えもっててよかったね。 ・食事のうまさバツグン! 日大千葉証言。富士川まずしの声多数。 ・徐君しょんぼり、『何のえさ作ってるの』入山の女の子よ、カツオのタタキは我等の エサよ! ・やはりヘ多き実方君、高草のヘ男、柴氏とここでもはりあう。 ・実方やヒコちゃん来ると数もへり。 ・ビ−ル2杯の武藤君、顔赤くして、『も−だめだ』。 ・猫柴号−−ブロロン号に早変わり。 やはり奇人変人、満島氏、水ぶろ、熱湯ぶろなんのその。 ・親睦会、学生ワイ歌、青年団青春歌。 ・ひとり大あれ、石切山さんちのツトム君。わが愛宕出る幕なし。 ・ワインを買ってきたけど、コルク開けられず、秋声君酒酔い運転でセン抜きもらってくる。 ・今度は青年団と野球大会をやろうという猫柴氏。春を呼ぶ女の子を見つけたか。 ・ドンブリ8つ割る新記録。秋声君。 ・カセットテ−プ、新井由美断然リ−ド。加山雄三、小椋 桂、グレ−プらがあとを追う。 ・普及会、子供よろこぶ 麦茶かな。 ・入山青年会館へきたものみなアブたたく。 ・最終日、昼食作ってくれた優しき乙女ふたり。 ・壮絶な戦い! ゴッド吉水VSキャタピラ三菱改め秋声、ニャンコ猫柴VS蛇徐、そしてメインイベントは、ひより上野VSメグミちゃん。 ・もうひとつ壮絶な戦い! 酒飲み大会。入山勢--石切山3.6cm, 望月2.7cm, 勉1.1cm , 望月重5.9cm. 駿河湾勢--吉水2.2cm, 徐2.0cm, 猫柴2.6cm, 千葉2.5cm, 府川1.5cm, 山本4.6cm。 第9回(1976年12月) ・団体研究は要するにやる気だと力説した満島氏。翌日は昼まで寝ていた。 ・上野さんクリスマスケ−キを買ってくる。さてさて大変なのはケ−キの分配。なにしろ17人。17番目のくじをひいた秋声さん、ケ−キの箱までなめていた。 ・昼食がだんだん悪くなる。団体研究員よ、片手にハンマ−、もうひとつの手に料理の本を。 ・独身時代にもどったつもりの安間さん、ヒジキとオカラをまぜて作ったが、くえず。 第11回(1977年5月) 駿河湾民事訴訟(5月4日裁判記録より抜粋) 第四号 徐検事:猪股被告は4月某日、ゴ−ルデン駿河劇場にて、公然わいせつ行為を行なった罪で起訴する。 柴裁判長:判決。被告は事実を素直に認め、大変謙虚である。被告の行為は男として、当然であり、本件の起訴を却下する。これをもって、猪股被告に対する『ゴ−ルデン駿河バイブレ−タ−事件』の公判を閉廷する。 第五号 徐検事:被告愛宕和夫は、5月某日、団研員が春の陣で苦しんでいる時に、団研に参加せず、他の団研員をさしおいて、羽衣劇場で結構なものをみていた罪により起訴する。 柴裁判長:判決。被告は起訴理由に対して、最後まで否認を続けたが、その証拠は十分そろっており、事実はすでに明白である。にもかかわらず、罪を認めず、もはや同情の余地はない。よって、検事側求刑通り、便所掃除の刑に処する。 第12回(1977年8月) ・ややっ! 忍者か柴さん、キャット空中3回転。道から落ちても大丈夫。 ・夜になると現われる小山氏。昼はマンガ喫茶へ行ってるとよ。またもや研究生なるか。 ・やったぜ! 新記録。沢にはいった時間がなんと3時。首謀者は満島氏。 ・メシはよくなるし、金は余る。200円アップのこの威力。 ・1、2年は金の玉子、3年ゴミ、4年人間、院生神様。3年の時はみんなそう思うんだよな。 ・上野氏にだませれて連れて来られた綾高生 『土方はいやじゃ−』。 ・今回も疑惑多し、満島氏。出身県の宿命か。 ・夜のいたずらをするのは満島氏と秋声氏。 秋声氏は徐氏と吉水氏にしかえしされたが、狂人満島氏にはだれも手出しせず。『さわらぬ狂人にたたりなし。』 ・3年になって初めてわかる団研の味。甘いか、にがいか、しょっぱいか。 ・山本氏、39度の熱が出る。今度はどの子にお熱やら。 第13回(1977年12月) ・腸チフスの入山にての今団研、何やらかんやら気をつかいました。 ・チフスの話を聞いたとたんに気分が悪くなった徐君。『神経性のものだろう』『団研に出てとたんに食べすぎたからさ』とは回りの言葉。 ・1m大の巨レキを背負って落ちた鈴木隆君。医者に行きレントゲンをとったら『おまえ昨日何食った? 腸内にガスがたまって何も見えねえぞ。』 ・食い物のせいか、確かにおならの多いのは万人の認めるところ。カゼでもひかなきゃ臭くてたまらん。 ・鷹野君ぜんそくで病院行き。原因はコショウのききすぎ。それにしても目立ったのは上野氏の冷静沈着な行動。一時はチフスの話まで出て酒を飲む気もしなかった。 ・今回も騒げぬコンパ。初日のコンパでさっそく苦情。その日悪酔いした柴氏、清水へ逃げ帰ったまま帰ってこず。クリスマス大コンパもチフスのため中止。 第14回(1978年2月) ・金谷から夕食を作りにかけつけた山本さん、原田さん、片道4時間かけやってきたはいいけれどもう7時すぎ。みんな一勢に『はらへった−』。 ・春休みいつもながら気になる進級判定。1年生A君『6つも落としたからどうですか』の声に安間さんはただニヤニヤ。 ・団研車には新車のシビックより、中古のカロ−ラを!山本。 ・初日にはいった沢が、どこまできたのかわからなかったSさん。 『地図がちがう』とか、『ル−トマップがおかしい』とか、次の日たしかめにいってル−トマップが短かすぎたと事実がわかり、ガックリ。 ・大飯食い大会。トップは春木君。2位は荒川君。3位は満島さん。トップの春木君、毎日の弁当箱は金魚ばちなみ。夕食はペロリとドンブリ4はい。 第15回(1978年8月) ・なんと300km走破し団研に参加した山本君と原田君。アプロ−チがながかったわりにコンパだけですぐ帰る中身の薄さ。 ・あの山、あの駅、あの町、ああ−、このやるせなき芝川慕情。大川。 ・鳥ぜめ、納豆ぜめ、豆腐ぜめ、なにをたべればいいのか。水野、野中、猪股。 ・あー、恐ろしい上野菌、芝川やぶ蚊の大量死。 ・富士川累層池田層と駿河湾累層荒川層、無事対比される。 ・実方氏、また富士川でおぼれる。はたして、助かる道はあるのか。 ・ビ−ル券1ダ−スで、王冠12個さしあげます。ふるってご参加ください。 ・柴氏、もう発情期すぎる。次の発情期は次期団研で期待あれ。 ・安間氏、やり投げ選手に転向か。 ・千葉の三段活用『たつ、たった、たつろう』 ・『なぜにちがう夕食のごうかさ。』富士川団研員。 ・3年ゴミ、4年人間の定義くずれる。すべて人間性できまることが客観的に認められた。 第16回(1978年12月) ・イブの晩にベルが鳴る。ジングルベルかと思いきや、なんと火災報知器。パジャマ姿の野次馬まで集まって、大騒ぎ。清よき聖夜を、主よゆるしたまえ、ア−メン。 ・皿洗いジャンケン、大いに白熱。ウルトラマン・ジャンケンまでとびだして、毎夜爆笑。 ・欽どん劇場より面白い駿河湾劇場。全員腹をかかえてただ笑うのみ。年長の味かA氏の演技目をみはるものあり。題:わらしべ長者。主演:野中憲一。 ・満島氏、夜中の3時の大あばれ、『ついに来たるべきものが来たか』と一同。あげくのはてが、柴氏とボクシング。 ・普及会の帰りに送りオオカミか。地元の人の家で一級酒に目がくらみついつい1ぱい、もう1ぱい。婿入り先が、やっとみつかりひと安心。 ・阿部氏アル中事件。 『加藤!加藤!』『満島うるさい!満島うるさい!』を連発したあげくが、『ウォッ、グォッ、ウェッ・・・』で、病院へ。阿部氏によれば、『死ぬかと思った。』 ・勉強家の水野氏、調査の合間の昼休みにも、なんと20さつも読みこなす。一同、『さすが、OX本の勉強家は違う。』とただ感心。 ・調査もそっちのけの荒川君。富士山の全権を見て、もう大感激。くにの両親と妹に見せてやりたいとしきり。その思いにうたれ安間さんまでが、調査をほうりだし、木をたおしたり、草をわけたり、カメラをとったり。いやはや、たいへんな親孝行、妹思い。 第17回(1979年2月) ・スケッチが大流行、ただし稜線からみた景色ばかり。 ・サラミソ−セ−ジをみて、水野いわく、『赤やけAndeみたい』。 ・半年後の柴氏発情期めぐりきたる。 ・『ヤリのとびかう駿河湾はこわい』日大のみなさん。 ・4年生はモラッセか、団研の終わりにどっとくる。 ・鷹野君ボ−ズ頭で登場、『地質屋気質』をうたいまくる。 ・坊がつる賛歌をうたった藤倉君、感激した歌代さんから別刷をもらった。 ・かえ歌をつくった池田君『かえ歌をつくってしらけなかったのははじめてだ』。 ・75年型の荒川君登場、ガヒ−ン、ガヒ−ンとわめきまわる。 第18回(1979年7月) ・弁当におまけのガムがうめこんであった。皆、特有の臭いを敏感に察知し、ハンマ−で発掘したのちに食べた。ところが、1年生の多田君はきづきもせずにたいらげてしまった。頼もしいといおうか、何といおうか。 ・あの大川氏、見合いを宣言。 ・24日午前1時ごろ、鯵坂氏は悪漢数人の手によってマジックショ−のえじきとされたうえ、コショ−をふりかけられた。名ずけて『鯵のコショ−フライ』。 ・徐氏『女は追いかけるものであって、追いかけられると、うっとうしくてしょうがない』。一同『追いかけられたこともないくせに』。 ・河原崎氏、スタ−にまちがえられて大騒ぎ。 湯治のおばあさんたちに、『私たち、あなたのファンなんですよ−』 河原崎氏、『あっ、どうもどうも、これからもよろしく・・・。』 ・ジュンちゃん台風大荒れ。 ジュンちゃん、『あのおにいちゃんブタみたい』 春木氏、『ムッ』 ジュンちゃん、『あのおにいちゃんキライ』 楡井氏、『ガヒ−ン』。 ・梅芳園に行った河原崎氏、ジュンちゃんに『おにいさん明日結婚しよう』といわれたのでありました。正式な記者会見は7月30日梅芳園夕食の席にて。 ・改造人間佐藤光男は酒を飲むと、体中が真紅になり、ジュリーに変身する。 ・荒川氏のマジックショ−の前座において、安間氏は自分の娘の顔にマジックでいたずらをしたのである。これを見たまわりの人々は『学生にやれないひがみを自分の娘にぶちまけている』といっている。なお、次の日家へかえった安間氏はその責任を荒川 氏におしつけたそうである。 ・たたられピ−クの南方を調査中、鷹野氏のクリノメ−タ−が突然狂った。針がぐるぐ るまわって止まらず、最後の手段と470ピ−クにむかって、かしわ手を打ったところ、クリノメ−タ−も正気にもどり、無事調査を終了することができた。 ・焼酎のオンザロックを一気に飲みほした荒川氏、荒れに荒れ、コンパがおわった後もマジメに仕事をしていた2年生にからんで、じゃまをした。そこで、金の玉子おもい の阿部氏と川上氏は荒川氏のねたところをねらって全面露頭(メインはまぶたの上の 目玉)にし、金の玉子のかたきをとったのでした。 ・ゲストにて参加の鈴木隆氏、来たのはいいが食当の仲間入りをしてすばらしい天プラを夕食に出してくれた。『ウメボシの天プラ』、『パインの天プラ』、『ニンニクの天プラ』・・・。 第19回(1979年12月) ・阿部さん、ドビン、チャビン、ハゲチャビンのあおりで、再び酒乱人間と化し、病院へ。『ウァォ−、ソ連のスパイをころせー!』。 ・山口君、稲瀬川で寒中水泳をおこなう。さむそ−。 第20回(1980年3月) ・19日の夜9時30分ごろ、但沼農協に電話がかかってきました。 『今、但沼のバス停にいるんですが、農協がわからないんです』 『あなたの目の前です』。 ・21日午前6時52分、凄まじい大音響に、『すわ東海大地震か』ととびおきてみると、なんと階段の下にひっくりかえる健造いわく、『いて−』。 ・団研がはじまって以来、いろいろな食事をとってきました。サシミ、カツ、スパゲッティー・・・。自炊だけにいろいろなものが食べられて毎日が楽しみ。それに加え、毎日の昼食。バナナ入り弁当、リバース弁当・・・。これからなにがたべられるか楽しみと恐ろしさでいっぱい。 ・26日の夕食にと沢蟹をとりました。この沢蟹の中に森田さんのおしっこのかかったのが5匹ほどいました。 第22回(1980年12月) ・駿河湾団研に大スタ−2人出現。オジャマンガこと山田君と群馬の星、下仁田コンニャクの小島!これで荒川がいなくなっても安心だ。 ・群テレVSCTVの死闘!勝負はド迫力の群テレの勝利。 ・クリスマスイブの大コンパ大荒れ。卒論で忙しいはずの4年生がなぜか大量出現! 以下、小島の名文句。 『1』『2』『3』、『4、・・・、負けないぞ! オレは負けないぞ!』 『神奈川に下仁田コンニャクと下仁田ネギがあるか!ないだろう!それみろ、スキヤキがくえねえ』 『カバのカバ焼きは安いんだ』。 ・関東三県(群馬・栃木・茨城)追放運動はじまる。 ・中一色背斜を守る会できる。 ・さすが教育者志望、普及会は阿部君のワンマンショー。なんと茂野島の子供の4分の1(6人)があつまった。 ・今回もマジックショ−おおはやり、キャンパス広き小島かきまくられる。 ・荒川の早飯の真相解明!『むかしはかまずに流し込んでいたんですよ』 ・『カバのひらきがしおふいてピュ!』 第23回(1981年2月) ・新造語続出 『トリャ−』(鷹野の柔道一直線)。『陶酔係数』。 ・鷹野氏、陶酔係数90%。コンパの主役荒川氏にとって変わる。 ・4年生以上の老人と2年生(多田氏をのぞく)の間に時間の大断層発見! 楡井氏、阿部氏ら『自衛隊に入ろう』を連発。『神田川』を大批判。 ・健造氏、ケンゾラズにすばやく変身! 鷹野氏と試合してやぶれる。 ・池田氏『やはり俺は荒川に勝てなかった』。 ・小山氏『まだ富士川から女をとらないから、駿河湾を信用する』 水上嬢『だって駿河湾にはいい男の人いないもん』 阿部氏『いやいやそれは富士川にいい女がいないからさ』。 第24回(1981年7月) ・初日のコンパであばれたT氏をつぶすため団結おどりをしたら、となりの家からどなりこまれ、それ以後のコンパは静か〜なコンパだった。 ・駿河湾団研初の外国人参加。中国のはんさん。 ・忘れ物の王様座間氏、クリノコンパスをめぐり何往復。 ・マニトウ殺すにゃ刃物はいらぬ、納豆のひとつもあればよい。 ・普及会の紙芝居に湯たんぽと人間足の恐竜が出てきた。 ・近くでキャンプをしていた女の子6人を偵察に行ってきたK,S,Yおよび安間氏、阿部氏の話を総合すると『よくもまああれだけ似たのが集まったものだ。バス5だよ』 ・沢にいっぱい阿部さんがいた。(カバガエル) 第25回(1981年12月) ・寄立氏は非常に器用で、寝ながらおにぎりを食べていた。 ・Mr.M氏はバイクのハンドルをロックしたまま走り出し宿舎の前で転倒! ダンプにひかれるところだった。 ・タイプいろいろ個性弁当。 圧縮弁当、元祖日の丸弁当、ボ−リング弁当、尺八弁当、かくれ日の丸弁当、映倫弁当、スランピング弁当。 ・団研新聞2号で終わる。新聞係がきえたため自然消滅。 第26回(1982年2月) 駿河湾団研では夕食のあとしまつはいつもじゃんけんできめています。そこである日の夕方、例の『だんごう』で徐さんをおとしいれることにきめました。ついにじゃんけん、一発で徐さんがあらうことになりみんな大笑い。徐さんはぜんぜん疑うことなく素直にそうしたのでした。これと同じく佐藤(健)さんもおとしいれようと徐さんがいいだした時がありました。じゃんけんをしたら、なんと渡辺さんが負けてしまい、みんな涙を流しながら狂ったように大笑いしました。 第27回(1982年7月) ・参加者の少なさにおもわずビックリ、なっなんと10人。 ・4年生コンパ乱。嵐の後の静けさ。 ・SOS.現在位置不明。現在位置不明。 ・ル−トマップ競争シレツな闘い。 ・動力の4年生登場。 ・弘明氏、足腐る。 ・香村君、長靴床上浸水。 ・どんぶり酢豚、これぞ主婦の味。 ・指名手配! 喫茶店開店前に調査あがりの班あり。 ・危うし!!ミラ・クオ−レ!!坂のむこうに道はなし。 第28回(1982年12月) ・引いてて良かったコンビニエンス・ライン(便利な断層)。 ・思い込みとエイヤ−で地質できる。 ・立州さん、寝ているところ悪漢に襲われパレットに縄で張り付けられ、飼料の上に捨てられる。 ・石川君、警察からクリスマス・プレゼント。 ・超豪華晩餐会。カキの味噌汁、シ−チキンサラダ、あら煮、きわめつけブリのさし身(お頭付き)。それをバックに撮影会はじまる。立州、実方両氏、焼津まで高速とばす、ほとんど病気。 ・栄光のメンバ−の悪事露見。小島、花岡、藤田、スッパ抜く。 <花岡シリ−ズ> ・いきなり『ドビン』の花岡くん。 ・ハナから花岡。レキ層の花岡。グラニット 花岡。『イェィ! 愛しあってるかい』の花岡。縛りの花岡。 <柴さんシリ−ズ> ・悪漢に襲われ、縛られたが、太りすぎのため、縄がまわらず。 ・『エミちゃん』コ−ルで何でもやる柴さん。 ・困った時の断層頼み。 <山浜シリ−ズ> ・コンパウンド山浜。 ・夜のエンタ−テナ−山浜、クリスマスパーティ−で本領発揮。独壇上。道を誤ったか? <藤田シリ−ズ> ・無念!藤田、小河内層に敗れる。鉄のひざげり、惨敗。 ・『ドニュウビン』の藤田。 第30回(1983年7月) <ウソツキ事件> ある日の勉強会にて 花岡『え−、これがそのサンプルです。』 柴、楡井両氏、サンプルを見て、予想どうりとうなずく。 花岡『あ!!まちがえです。』 両氏『えっ、あれ?』。 <たくあん事件> 原田『あ!まちがえた。また書なおしだ。』 福家『それRotringだったら消えるのに、 そのへんにRotring消しゴムなかった?』 原田『本当ですか。どんな消しゴムですか。』 福家『黄色いやつ。』 原田君は、それらしきものを見つけて、いっしょうけんめい消していました。 原田『消えませんよー。』 よく見るとそれは、『たくあん』であった。 <あたま出せ事件> 夜、街灯の下でのコンパでのこと。我らを暴走族と間違えたフェァレディーZのあんちゃん。 怒り狂って、『あたま出せ、あたま!』。 一同、『?』 <恐怖のエイズごっこ> コンパのつまみはABCビスケット。何を思ったかクスクス笑いの小島さんは、AIDSとビスケットで文字を作り、それを食べた渡辺のマコちゃん。エヘヘーと狂い笑いしながら皆をおいかけまわす。一同絶叫して夜中の2時頃、『土』を疾走する。 <力の配分> 調査終了後、興津川の流れで汗を流しているとき、ひとりはしゃぎまわってザブザブ泳ぐ広瀬君。岸で見ている人たちに『若者じゃねーなー』をしきりに連発。なんと、勉強会でしっかり寝ていた。力の配分がわからない広瀬君でした。 <杉山背斜事件> 杉山背斜を本気で『杉山歯医者』とおもっていた竹井君。 第31回(1983年10月) ・いつもとばさない加藤さん、調査から帰ってきたらいつになくニコニコしている。わけを聞くと、 『ねずみ取りにつかまっちゃった!』。 ・アミダブームの折、団研の食器片付けにもアミダクジを採用。ひとりはりきる福家さん。6打数4安打。いつのまにかひとは彼女を『アミダババア』と呼ぶようになった。 ・『てんぷくトリオ』の江間君、健造さん。勉強会前から酒を飲み勉強会をぶちこわした。さらにコンパになってもおさまらず、みんなあきれて電気を消して寝てしまった。それにもかかわらず真暗な中、歌を歌いつづけていた。 ・最強のメンバ−花岡・藤田。貫ヶ岳レキ岩層の壁を征服!その高さナント50m。いやー、生きてる実感。あの高さがたまらない。 第32回(1983年12月) ・季節はずれのササキボタル来襲。逃げまどう人々でクリスマスパ−ティ−は大パニック。 ・アミダババアの福家さん。クジに当たり、超特大ケ−キを手中にしたけれど食べきれず、気持ち悪くなっていた。女の欲の恐ろしさ。 ・ニャンコ先生、丸木橋からおっこちて、キャト空中三回転。頭から地面におちる。 ・『団研はハンパじゃない。』鬼太郎こと鈴木くんいわく。 第34回(1984年7月) ・駿河湾団研にひさかたぶりの部外女性参加者である愛教大の青山女史は、悪天候下での調査終了後、泥まみれの作業着のまま、天下の東海道本線に乗って名古屋に帰って行った。 『だって、これしかナインダモン!』 ・今回の団研ではコンパが静かだったにもかかわらず、二日酔い出沢に入る者が沢山いた。原因を追求すると、 『ジョニ黒はとてもいい酒だ』と、ただのヨッパライ城井氏談。 ・総責の島村氏は、小林氏のコタツのやぐらの上にドッカと腰をおろし、それを破壊しておきながら、『大丈夫、だいじょうぶ』と手を振りながら去っていった。とてもいい性格だ。 ・日大の千葉氏がかぜをもって団研にやってきた。そのため、団研終了後、数人が、かぜをひきました。その中で、もっともひどい症状だったのは、千葉氏の残していった食べかけの弁当を『これおいしいですよ〜。』といって全部たべてしまった小林くんでした。 第37回(1985年3月) ・大々ドビンチャビン大会にて、飯沼君がみんなのエジキになり、なんと歌った歌が、20曲! 『ひでぇ、だってみんなおれさすんだもん!』。 ・初日、集中豪雨の中のフィ−ルドワ−ク。ただでさえ沢の中はぬれるのにもうみんなびしょびしょ、泥だらけ、フィ−ルドノ−トにまったく書けず。もう悲惨、たいへん、もういやだー! 学習会の時のまいった一言。 『再調査するしかないんじゃない。』 ・初日は20人近くの人がいたのに、2日、3日と日を追うごとに一人ぬけ、二人ぬけ。『そして誰もいなくなった』とまではいかなくても、最後はたったの4人。(うなぎ弁当で何人かはひきとめた。) 『飯をつくるの大変だから、外食にしよう。』ということで、みんなで富士宮まで食べにいった。 ・思わず芝川『原酒』を試みた小林氏。翌朝、目がさめると同時にゲ−ゲ−。 『モ〜、あれサイアク。おれちょっとしか飲んでないのにー』。 ・団研終盤、4年生が引っ越しのために出たエロ本を大密輸。 団研員、全員、『シャブレ−!』。 第38回(1985年5月) ・平野公民館海水準事件。 WCの海水準は大量の Sedimentary Eustacy(堆積物による海水準変動)により急激に上昇した。このままでは、Over flow するというところで、ついに男性使用禁止という強行措置がとられ、海水準はしばらく停滞した。禁止期間中、団研内では『トイレ・ツアー』なるものが企画され、実施された。 ・新しい顔、古い顔、知らない顔が続々といっばい集まった『こいのぼり団研』。総勢30人を越える大団研になりました。この緊張感と忙しさのため、総責の鈴木氏は精神的安定を求めコンパでのみすぎ、翌日は1日沢でねていた。 第39回(1985年7月) <ガス突出事件> 団研の宿舎は茶工場である。ガス栓をコンロにつないで点火したとたん、1.5mの火柱か上がった。どの食当も初めは炎の大きさに恐怖したが、慣れとはおそろしいもので、『お湯がすぐ沸く』といって重宝がっていた。ところが団研3日目、コンロの外装プラスチックが炎のために溶けてしまった。ガス屋を呼ぶと、『よくこんなものを使っていたな〜。』とあきれ顔で、工場用のガスを一般家庭用のガスに交換してくれた。この事件の痛手は大きく、特に炊飯器はそれ以後まともに飯ができなくなった。 <ジャンボトロン団研> 茶工場の宿舎は窓やシャッタ−が全開で、夜は科学万博のジャンボトロンのようによく目立った。そのため夜団研にくる人は迷うことがなかった。道ゆく車はそのめずらしさのためにかならず一旦停止した。 第40回(1985年9月) <バイク事件> 調査を終えた此松君はバイクのキ−がないことに気づいた。彼は再び沢を登り、キーをさがしたが、みつからなかった。しかたなく、ちょうどい合あわせた中島君の『スバルサンバ−550エクソトラ4WD』に『スパーカブ』を載せてもらうことになった。此松君は、ガックリ肩をなでおろし、みんなが苦労してカブをあげているのを、手伝いもせず、見ていた。 <幻の滝事件> 此松・金井コンビは、KM02ル−トに挑んだものの途中で急な滝があり、やむなく引き帰してきた。次の日、飯沼・小野コンビが同じル−トに挑戦した。しかし、行けども行けども滝はなかった。それ以来、此松君の見た滝は『幻の滝』と呼ばれるようになった。 第41回(1985年10月) <釜事件> ガス突出以来、炊飯器の調子が悪く、飯がうまくたけなくなった。飯にうるさい柴氏は、釜を修理にいき、とりあえずバイメタルを交換した。しかし、釜の調子は今ひとつで、再び修理にもっていったところ、釜自体の物性が変化したためどうにもならないと言われた。柴氏は、そこで『寿命』という概念を導入し、10年近く使った釜に別れを告げ、独断と偏見で新品のガス炊飯器を2万円も出して購入してきた。これは会計のひんしゅくを買うことになった。 第42回(1985年12月) ・団研もクリスマスともなればケ−キを作ります。クリ−ム作りに新しく買ったお釜を使用。それを知った柴氏は『お釜でケ−キを作るとは、』と激怒。氏いわく『団研の中心となるものはおいしい御飯だ。』 ・さて、そろそろ起きなければと、全員が起きた時間が、11時。 『今日の調査は重役出勤』 ・みんなが口々にいうことには、『出口の運転する車には乗らないほうがいい』。そうとう恐ろしかったらしい。 ・3年生の松本氏は1年生に『冬の宿舎は寒いぞ』と一言。1年生は車にこたつを積んでやってきた。 第43回(1986年3月) ・中島君の車を借りた山本さん、鍵を車の中のいつもの隠し場所においたのですが、たまたまとれないところにはいってしまいました。車に乗ろうとした中島君はキ−をさがしたのですがみつからず、しかたなく小野君と小野君の車で清水に合鍵を作りにいきました。そして、その帰りに、今度は小野君の車がパンクしてしまいました。宿舎でその話を聞いた団研員は、『呪われた団研だ』と身を震わせました。 ・此松氏は前の店の娘さんは奇麗だと、やっとの思いで夜のコンパに誘うことに成功。みんな娘さんがくるのを今や遅しと待つこと2時間。入り口のドアがガラリとひらいき、なんと入ってきたのは柴さんでした。一同ガックリ。 ・鈴木さんが買ってきた梅ジュ−ス『これはうまい』と絶賛。あっという間にテ−ブルの上には梅ジュ−スのあき缶が20個。 ・最終日のコンパは少ない人数ながらも盛り上がり、この日だけきた小島さんも上機嫌。ふと気づくと小島さんがいません。『道で人がねているぞ〜』とだれかの声。次の朝、40mぐらい離れたお店にいくと、『昨日はにぎやかだったね。』と一言。 第44回(1986年7月) ・沢に入ると滝の上から石がゴロゴロ落ちてくるではありませんか。ふとみると、猿が石を持っています。それを見た上代さんは、 『こわいよ−、沢にはいるのやめよ−。』 といって宿舎に逃げ帰ってしまいました。 ・初めて団研にきた1年生の渡辺君、沢を登っても尾根を下っても自重にまかせて滑落。宿舎では異様な臭いをただよわせていました。 ・ある沢のル−トマップをみて地質図を書くと回りとまるであいません。そこで、再調査。帰って来た3人は、『いままで、どこをみていたんだ』と、あっという間に解決。 ・いつものように、調査の帰りに店で一休み。するとそこにいたおばあちゃんが、 『あんたら団研やってる人かい?』 『はい』 『茂野島の農協の時は・・・・』 と言われたとたん、そこにいた3人は逃げるように帰ってきたことはいうまでもない。(団研は歴史があるから) ・初めて来た1年生2人に『なんで団研にきたの?』と聞くと、 『3年生の松本さんに誘われて』、 しかし、そこには松本氏の姿を見つけることができなかった。 第45回(1986年9月) ・今回も1年生はやってきた。しかし、『はい、出ます。』といって姿をみせない2年生はどこへ。 ・今回はまるで人数が集まりません。そのためデカイ釜では御飯が炊けません。しかたなく、家の一升炊きの電気釜を持ってきた柴さんでした。 第46回(1986年10月) 日時:861103 天気:晴れのち雨 調査員:板東、樽 目的:死体の発見 本日は食事当番ということで、比較的短い沢に入ることになった。沢の入口にさしかかり、野帳に記録しはじめようとするとシャープペンシルがない。しょうがないボールペンで書くかと思ったが、なんと黒のボールペンは書けない。結局赤のボールペンで書くことになってしまった。フキツー! 2番目の沢にさしかかると、パートナーの板東君がウンコをしに行ってしまった。今日まで私、樽君は、11月1日に鈴木さん、11月2日に秋山さんと一緒に沢を登りましたが、2人とも沢の途中でウンコをしに行きました。 2番目の滝を巻きながら、私は、『とうとう3人目のパートナーもウンコをしたな、今夜のコンパの話題はこれだな。』などと考えていました。 滝は多かったのですが、調査は何の問題なく進みAM11時ごろ沢が二又に分かれる地点に至りました。滝も何度か巻いてきたので疲れ、一休みの一服をし終わり、これから調査するのは、北側の沢か南側の沢か確認するため、私は板東君をそこに残し一人南側の沢を見に出かけました。この沢は今回調査する沢ではないなと判断した私は、二又にいる板東君の所へもどり、二人で北側の沢へ入って行きました。この沢は北側に10mほどの高さで mud(泥) と medium sand(中粒砂)のalternation(互層)が現われていて、なかなかいいものでした。そこをさらに奥へ進むと、突然、沢が広がり、立木は上空から消え去り、目の前には、さきほどのalternation の続きと思われる地層が20mもの層厚で視界にとびこんできました。 私と板東君は、昨夜の酒で頭がいたいことも忘れ感激し、感嘆の声をあげてしまいました。私などは思わずその露頭に走りよろうとしたほどでした。 しかし、我々二人は、これが学術調査であることを忘れず、まわりの石をハンマ−で突っつきながら、Map(地図)を見合わせて現在の位置の確認をしました。さきほど目の前にこの美しい、alternation の露頭が広がった時から、気になっていたのですが、岩石をたたいた時や、立木の中を歩く時とは違う変わった臭いが、それになんとなく、ハエが多い。 樽、『板東、おい少しくさくないか。』 板東、『うん、くせいな。』 私は過去にやはり沢を登っている時に同様の臭いをかいだことがありましたし、昨夜、佐藤立州さんが、誰かが地質調査中に熊や死体をみつけたという話をしていたことが頭をよぎりました。 私はジョウダンのつもりで、 『そのへんに死体でもころがってんじゃねえの!』、 と板東君の顔をみながら、言ってみました。 二人の目が合いました。私の手からハンマ−がすべり落ちました。二人は同時に美しいその露頭に目をすべらしました。 今度は露頭を見るためではなく、露頭の下を見るために。 次の瞬間、私はさきほど一休みした二又へ向かって疾走していました。板東君は、私より、体ひとつ分おくれて、しかし、私には走った記憶はありません。気がついた二人は二又の上に立っていました。もしまわりに人がいたなら、その時二人のさけび声が聞けたことでしょう。 目の前に美しい露頭が広がった時には、気がつかなかったのですが、露頭の下には、白髪の老人が横たわっていました。さきほどの臭いは、昔沢でタヌキの死体をみつけた時と同じ臭いでした。もちろん今日のその臭いは白髪の老人から発せられていました。 私たちは、地層をさがして沢を登っていたのに、なんと死体をみつけてしまったのです。二人でほとんど同時にみつけたのですが、その時の恐怖と驚きはたとえようもありません。さっき一休みした時、私は一人でもう片方の沢に入りました。今考えると南側の沢を選んで正解でした。もし一人で仏さんと、しかも、腐乱しているのと出会ってしまっていたら、どういうことになっていたでしょうか。 私たち二人はそれから警察に行きました。そして検死の人達と再び沢に入り、置きざりにしてある私のハンマ−をひろうことができました。今となってはあの仏さんが成仏してくれることを願うことです。 考察: 今日の体験で沢は決して一人で歩いてはいけないことがわかりました。一人で仏さんに出会ったら、対応できません。また、二人で入る時も、決して一人で先に行ったり、わき道へ一人で入ってはいけません。さらにかならず、パートナーに前を歩かせ、ハエが異様に増えたり、おかしな臭いのする時は迷わずもと来た道をひきかえしましょう。もう地質調査などどうでもいいのです。とにかくできるなら調査でふだん人の入らない所に行かないことです。人の入る所なら、たとえ仏さんがいても腐乱していることはありません。 今私は山へ入らずにすむように船に弱いにもかかわらず、卒論を海のことについてやろうかと考えています。 板東君からのひとこと! あんなこわい思いをしたのは生まれて初めてです。もう沢になんか入りたくない。 第47回(1987年12月) ・団研新記録樹立(宿泊最小人数1人) 『こんな広い宿舎でひとりで寝るのか』と大竹くんの独り言。 ・板東くん『大竹さん、ドボーンと落ちるぞ』とひやかした瞬間、 ドボーンと落ちた板東くん。 ・初参加の根元さん、みんな『山あるけるのかな』と心配していたが、3日目になると、『彼、なかなかグ−だね』 ・流行語2題 『もしかしてグーだね』:この互層とこの互層がつながる、と思った時に使う。 『新世界』:まわりと不調和な地域をさして使う。類語に『別世界』がある。 ・調査地域に佐藤さん宅がはいっていたので、何パーティーかが用もないのに訪問し、その中で運よくラ−メンにありつけたのは玄珠・秋山コンビ。 ・『まさか、こんなところがとれるとは』、今回の宿舎は新興住宅地のどなん中。 ・3日目までは人数が1日2人で、食事のおかずも同じもの。『あきた〜!』 ・サンタさんこと玄珠さんのおくさんが持ってきたおもちにマヨネ−ズをつけて食べる松本氏、みんなもだまされたと思って食べたら、『うまい』と絶賛。 第48回(1987年2月) ・団研の荷物をみれば、ねずみの巣。『あっ、本当にねずみがいるよ』、『えー!』。 ・最後まで宿舎が決まらず、とうとう切り札、柴さんち。 ・『やどなし団研(YN)』でもテレビに風呂に食事つき。 ・『アイちゃん3さい』『これヒロくん、ヒロアキっていうの』。 ・6畳に荷物と5人で寝る狭さ。 ・それに加えて秋山の、いびきでみんな起こされて。 ・樽くんが持ってきた五日市産の『おり酒』、ひと口飲んで『もういらない』。 ・秋、冬と不運続きの板東くん、今度は車壊してやってきた。 ・調査帰りの楽しみは? 『なんたって、女子高校生ウォッチング!』。 ・最後の最後にめだちました、『パ−シャル山田』ことパワフル山田くん。 1回やればわかるのにステレオラックを2度壊す。 第51回(1987年11月) ・電話がきた。カゼでぼけていた水谷くんがでた。 『松本の鈴木さんてだれです?』 ときいても、みんな答えてくれない。 『なんで?』 『くさいから』 ・山田の水筒爆笑事件 山田くんのもってきた水筒をみて、ワカこと秋山氏、 『まるで馬のあれみてえ・・・・。あっ! やべぇ!』 例のワカ乗馬事件にくわしい大久保氏、思わず大爆笑して『やべぇ』。 ・山田君の弁当事件 11月3日の山田君の作った弁当に、樽氏激怒。 ・11月2日、午前雨、夕食前に酒ですでに出来上がってしまった樽・坂東両氏。 ・新車で現われた出口氏、『市街ならいいよ』。 ・車のトランクを開けたとたん、車のキ−をトランクの中に落としてなくしてしまった出口氏。 ・雨が降ってきて、車の窓をしめ忘れ、気がついた時にはソファがビショぬれ出口氏。ショックを隠せないのか、『まあいいや』を連発。 ・出口氏、『このサクラ棒、ウンコみたいな味がするんだよね』。 樽氏、『テメエ、食ったことあるのかよー!』。 ・妙にリアルなサクラ棒。 ・きてる大谷君、出口氏の首をしめ、 『谷口さ〜ん!』 ・前日に続いて今日もアブナイ運転の大谷君、うしろで騒ぐとすぐくる。 ・4m上の露頭の大谷君をみて、 柴氏、『ちょっと、サンプル投げて』と言った途端、 スナップをきかせて投げた大谷君、柴氏あわてて逃げる。 ・山田君と前田君、2人の区別ができない樽氏、 『だって、2人ともでかいんだも〜ん』 ・馬券予想の長嶺君、沢にはいってゴルフボ−ル106個ひろう。 ・長嶺君は、酒に酔った坂東氏を見て、 『赤い顔をした坂東さんて、かわいい』。 ・久々の女性参加者、吉川さん、大ヒット。 ・魚沼ハンマ−がなくなって出口氏を疑う大久保氏。 犯人は柴氏だった。 それから、出口氏に白い目で見られる大久保氏。 ・うなって寝相の超悪い前田君、マットをしいて寝るが、起きるといつもマットの外。 被害者 坂東氏、大久保氏、出口氏、山田氏。 ・団研最終日にトイレットペ−パ−がなくなった水谷邸、邸主水谷氏は団研の金で12個入りのトイレットペ−パ−を買って、 『徳した気分』。 ・沢に入ろうと久能小学校の前を通る。 すると仙田氏、『なんだ、今日、小学校休み』 『なに残念そうな顔してるんですよ仙田さん』と、樽氏。 『いいじゃないか別に』と怒る仙田氏。 第52回(1987年12月) ・BABYシッタ− Bandoh団研、おまけにB型超優勢。 ・帰ったはずの出口氏、しばらくして、 『僕の鍵知りません』と現われる。 ・水谷君が滝を登って先にすすむ。次に出口氏が滝を登ろうとすると上から大きな石が落ちてくきて、足にボコッ。 『あれ、落ちました』と、水谷君。 ・いつも変な大谷君。ポケットの中には爆竹。 カンカ−ンと沢の中でならしてよろこぶ。 ひとつが手元で爆発して火傷する。 ・柴氏・根元氏パーティー、沢で出会った大久保氏に、 根元氏、『いいとこに来たね、待ってたんだよ。』と、たばこをせがむ。 つられて柴氏も1本、 そして2人とも、『ストックに1本もらお〜うかな。』といって、 結局4本とられた大久保氏。 ・クリスマス・イブにクラッカーが余って、沢で合ったら鳴らそうということになった。 行きかけにセブンイレブンによったらクラッカ−を売っていたので、つい買い込んでしまった柴氏と樽氏。 ・樽氏、『あいちゃん、おにいちゃんとお医者さんごっこしょうか?』 愛ちゃん、『あいちゃんねぇ、3才のときに、お父さんとお医者さんごっこしたの。』 ・コピー事件 朝、地図をコピ−して、沢にはいることになった柴氏。いつもの通り、セブンイレブンによってコピーしようとしたが、紙がない。ファミリーマートまでもどって、コピーしようとしたが、なんとコピーの機械がない。怒って、大学の前のローソンまでいく。コピーの機械があったが、旧式のため上がうごいて、地図が破ける。 ・ノルマを早く終わらせた、山本パーティーと柴パーティー。両パーティーがもう1本はいろうと、前後して偶然同じ沢にはいってしまた。後から入って来た柴氏、先を越されてくやしがる。 ・BB−07報告書 朝、きのうの酒でまったくダメだったのに、ひとりはりきる玄珠。11時30分に堰堤の日向でメシをたべ、昼寝をしたが、早々玄珠に起こされ、出発した。ところが、昼からは、いつものように柴が元気になり、どんどん進むのに、玄珠は頭が痛いといって元気がなくなった。まったく対象的な2人であった。 ・長嶺君、サンタよろしく大きな袋をかかえて団研にやってきた。袋の中身はクリスマスケーキのクズ。サケのつまみにしたが食べ切れず、窓の外に置いておいたら、翌朝ゴミとまちがえられて捨てられていた。 ・松本から出てきた鈴木氏、歯が痛みだし、沢にいかずに歯医者へ、なんと歯茎がくさって、早々に手術することになった。みなさん、団研にきてもちゃんと歯を磨きましょうね。 ・最後まで寝ているのは3年生。特に、ボクオオクボ氏は何をされても起きないことが判明した。 ・団研OB、オモシロ堺氏、チョクトウ藤田氏、甲州ワイン鈴木弘明氏くる。 ・団研で2日も焼き肉が食べられるなんて! 焼肉倶楽部、つぶれんじゃない。 ・掃除して、きれいになった柴さんち。最後の最後にやりました。ひろくんオシメをしないで歩いてきて、カ−ペットの上にジャ−! 第53回(1988年1月) ・ホテルで団研とは優雅な正月。疲れて帰ってきても、冷えきった体を暖かい風呂で暖め汗を流す。風呂からあがれば、夕食、ビールこそないがホコホコ。 ・今回も風邪でダウンの水谷君。ホテルの暖かいお風呂にもはいれず、ねてました。 ・冬の寒さに弱かった山田君。 『だから、僕、冬の団研にいままで出なかったでしょ。冬になると動けなくなるんです。』 『そういえば、今回は特に、頭も体もまったく動いてないようだね。』 『まったく、ハ虫類みていな奴だな! こいつ』。 ・山田の下敷き事件 ロリコン山田がなんと、例の下敷きをわざわざ団研にもってきた。 山田、『ねえ、200円で買いません?』 樽、『てめ−、団研に何もってきたんだ!』 山田、『4枚セットで2組かっちゃったんですよね、誰か買いません?』 樽、『てめ−、通信販売でこんなもん買うなよなー。』 田沢、『先輩、僕、買います。』。 ・前田の信玄もち事件 甲府盆地の南の口、鰍沢で団研をやるのも知らないで、清水から車にのせられてきた総責の前田君。故郷の茅野から清水にくる途中、団研におみやげにと思い甲府駅で『信玄もち』を買ってきた。 ・2日目の夜に大雪がふり、次の日は晴れたものの、かってない悲惨な調査となった。午前中は雪まみれ、手や足の先が冷たくなって動かない。 昼からは木の上の雪が溶けて、雨の日と同じでびしょぬれ。 寒いは、露頭はないはで、 樽氏、いかって、『モー、サイテー、ヤメター。』 前田君、『柴さ〜ん、かえろ〜よ〜。』 田沢君、『ポロリ』と涙。 ・ここでもサクラ棒大流行。隣の駄菓子屋で田沢君買い占める。
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