2018年6月5日 発行
東海大学出版部 定価(本体2000円+税)
ISBN978-4-486-03737-8
出版のためにwebでの公開を停止します。
購入先
ゴビは広大な草原と砂漠の地で、そこでの旅はまるでロールプレイングゲームを現実にフィールドでやっているような楽しさがある。ゴビの草原や砂漠にはほとんど道がなく、ともすると自分のいる位置さえわからない。我々は、ところどころに住んでいる遊牧民に道を聞き、道や井戸を確かめる。彼らは我々を歓迎し、そこでいろいろな情報と物を交換する。暖かい人とのふれ合いや雄大で美しい大自然との出会いがあり、その中にはかなりしばしば冒険がつきまとった。 |
目 次 口絵 まえがき 第一章 モンゴルとの出会い 1 北京空港 共同発掘の夢 トゥメンバイヤーとの出会い モンゴルという国 ゴビは月のようなところ ゴビ調査の目的 第二章 再会 11 モンゴル航空の変身 ゴビ上空 トゥメンバイヤーとの再会 時間の存在しない国 化石の謎 次の世代への期待 我々調査隊の編成 ザハ 馬頭琴 第三章 ゴビへの道 29 調査コース 出発 スタック 吹雪 多部族民族 草原の地質調査 山地と平原盆地 ミドル・ゴビ 蛍石鉱床 モンゴルと日本 カンブリア紀の石灰岩 車の整備 サインシャンド 第四章 ゴビ横断 55 白亜紀中期の不整合 ゴビのハエ ジュラ紀の礫岩 ゴビ ツァガンツァフ ゴビの地質 ゴビの石油 ホランとデュラン ゲル 遊牧の生活 悪漢に追われ おとぎ話の岩の国 マンライ盆地 フェルトづくり チンギスハーンの兵士たち イエロー・ゴビ ダランザドガド モンゴル人の名前 第五章 恐竜化石を求めて 95 ミンジン到達せず ラジオジャパン ズーンバヤンとバルンバヤン ソガラ氏 ウラン山 病院のないゴビ 羊の解体 砂漠 大国の独善主義 炎の崖 恐竜の絶滅 泉のある村 恐竜化石の発見 オーシ山 第六章 帰途 133 ゴビよ さらば ハンガイ ハラホリン ウランバートルへ サマーハウス モンゴルを去る ダニ騒動 あとがき 151 |
登録年月日:1997年05月21日
最終更新日:2018/7/8
Copyright(C) Masahiro Shiba