翼竜は恐竜ではありません。翼竜と恐竜ではだいぶ格好がちがうように見えますが、このふたつのグループはとても近縁で、お互いに密接に関連しています。
飛ぶ爬虫類が最初に現れたのは、後期三畳紀(2億3000万年前)で、それは最初の恐竜が現れた時とほぼ同じです。翼竜は白亜紀の最後まで生き残りましたが、その時期にはすでに大型の恐竜のほとんどが滅んでいました。
しかし、翼竜は彼らが絶滅する前の数100万年の間に個体数や種類が減っていきました。最後に生き残った翼竜のいくつかの種は、飛ぶ動物の中でもっとも大きいもので、とくにテキサス州で記載されたQuetzalacoatlus【ケツアルコアトルス】は翼幅が12m以上もありました。
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