ギュヨーはなぜ沈んだか |
『ギュヨー(平頂海山)』とは、北太平洋の海底に200以上もある頂上が平らな海の山(海山)や海の台地(海台)のことで、その平らな頂上は現在1,000メートル以上も深いところに沈んでいます。 |
このギュヨーのいくつかの頂上からは白亜紀(1億年前)の、サンゴ礁の石灰岩や化石が発見されています。サンゴ礁は海のとても浅いところにしかできないもので、ギュヨーは1億年の間に数1,000メートルも海面に対して相対的に沈んだことになります。恐竜の生きていた1億年前の太平洋はどのようなすがただったのでしょうか。
私は幸いなことに、学生のころ(東海大学海洋学部)からこれら深い海底からとれた石灰岩や化石を研究することができました。これらのサンゴ礁はいつできて、いつ沈んでしまったのか、そしてその原因は何だったのかということを調べました。
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最終更新日:2009年10月27日
Masahiro Shiba