化石とはなんですか?


最終更新日:2002/01/05


 ”化石”とは、過去の生物の証拠です。英語の"fossil"は、ラテン語の「掘り起した」に由来する言葉です。日本語の「化石」は「石に化する」と書きますが、化石になるために石になる必要はありません。

 恐竜の化石の多くは骨や歯ですが、骨や歯はかたくて形が残りやすいために化石として保存されやすいのです。しかし、泥の中に残った恐竜の足跡も恐竜の化石にちがいありません。足跡の化石は、恐竜が陸地を歩く動物だったことと、その場所が陸地だったことを知らしてくれます。

 特殊な恐竜の化石としては、ハドロサウルス(カモノハシ竜)の角質化した皮ふやくちばし、長骨の末端につく軟骨などの化石もありますが、これらは普通は残る前に腐ってしまいます。もっとも注目すべき最近の研究では、恐竜の歯や骨、卵から得られたDNAをふくむ遺伝物質を対象とした化石の研究があります。


恐竜と化石の豆知識の目次へ戻る

『Dino Museum』へ戻る

『ホーム』へ戻る


Copyright(C) Masahiro Shiba