くびなが竜や海とかげのような
 絶滅した海生爬虫類は恐竜ですか? 


最終更新日:2002/01/05


 プレシオサウルス【くびなが竜】やモササウルス【海とかげ】は恐竜ではありません。恐竜が地球を支配していた約2億3000万年前から6500万年前の間、恐竜とは系統関係がない大きさもさまざまな海生爬虫類も生きていました。それらのうちもっとも大きなものは15m以上の長さがありました。

 海にすむ爬虫類には、それぞれが密接な系統関係のない、多くの異なったタイプのものがいます。プロトステガ【Protostega】はその上にトラックがのるくらい広い甲羅をもった海亀です。プレシオサウルスには首の短いものと首の長いもののふたつのタイプがあります。手は魚のヒレ状の水かきになっていて、それを使って泳ぎました。モササウルスは水かきのような手と長くて力強く泳ぐための尾をもつトカゲです。

 現在生きている系統では、コモドドラゴンのようなオオトカゲ科のトカゲに含まれます。もっとも特徴的な海生爬虫類は、イクチオサウルス【魚竜】です。それらの体形はサメ(魚)やイルカ(哺乳類)の体形にとてもよく似ていて、とても早く泳げたと思われます。


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